三井物産子会社の三井物産デジタルコモディティーズは5月31日、金価格に連動する暗号資産「ジパングコイン(Zipangcoin)」の購入額が1億円を超えたことを明らかにした。
2月17日から販売を開始し、3カ月強で払込総額が1億円を突破した。三井物産の辰巳喜宣氏は、「既存の環境では順調な推移」だとしている。
ティッカーは「ZPG」で、1ZPGは金現物1グラムと同等の価値を有する。ジパングコインは、デジタルアセットマーケッツで購入できる。また、6月にも他の国内取引所に上場する計画だという。
三井物産は初年度の発行額の目標を20億円とし、3年後には120億円を掲げる。技術基盤は、bitFlyer Blockchainが開発するブロックチェーン「miyabi」を採用している。
海外では、Paxos社が金に連動するステーブルコイン「PAX Gold(PAXG)」を発行している。PAXGは、金を裏付けとするデジタル資産で、Paxos関連会社のPaxos Trustが金現物を管理・保管している。
|取材・テキスト:菊池友信
|編集:佐藤茂
|トップ画像:ジパングコインのウェブサイトより