レイヤー2スケーリングソリューションのポリゴン(Polygon)は、インドの潜在的パートナーに資金や投資、助成金、あるいは財務支援を提供するために、詳細なKYC(顧客確認)を求めていると、この件に詳しい関係者は語った。
イーサリアム(Ethereum)ブロックチェーンのサイドチェーンであるポリゴンは、規制当局の監視が強化されている今、「きわめて高いコンプライアンス」を求めているという。
「詳細なKYCを共有しようとしなければ、助成金は与えられないだろう」「合法であっても、詳細なKYCの共有に消極的であってはならない。そうすれば、手続きの遅延を避けることができる。今後の必要条件」と関係者は述べた。
また別の業界関係者によると、インドの開発会社は、最近、ポリゴンから資金や投資を得ることは難しくなっていると語り、ポリゴンはインドのプロジェクトへの資金提供を完全に停止したとまで語っているという。
しかしポリゴンの動向に詳しい関係者は、ポリゴンの動きはインドのプロジェクトへの資金提供を完全に停止するものではなく、政府の監視が強化されたことに関連していると述べた。
インド当局は、暗号資産に新たに厳しい税を課したり、暗号資産取引大手の米コインベース(Coinbase)がインドでサービスを開始した後に決済システムから切断するなど、暗号資産に対して非友好的な姿勢を示している。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
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|原文:Polygon Increases KYC Scrutiny of Potential Investments and Grants in India