ビットコイン(BTC)マイニングを手がけるアルゴ・ブロックチェーン(Argo Blockchain)は、カナダのブロックチェーン・ハードウェアメーカーのePIC Blockchainと協力して、インテルの新しい第2世代ビットコイン・マイニングチップを使用したマイニングマシンを設計・開発すると6月7日、発表した。
ロンドン証券取引所に上場している同社の株価は、過去6カ月にわたって下落している。ビットコイン価格の下落を受け、マイニング事業者(マイナー)の利益率は低下。他のマイナーの株価も低迷している。
ePICとの提携は、アルゴ・ブロックチェーンが800万ドル相当のePIC製マイニングマシンを購入することに合意した2021年の取引の一環とアルゴ・ブロックチェーンのCEO、ピーター・ウォール(Peter Wall)氏は同社のYouTubeチャンネルで述べた。
ウォール氏によると、専用マシンを作ることはAppleのMacBookではなく、Dellのコンピューターを購入するようなことで、能力あたりのコストは安くなり、マシンを細かくコントロールできるようになると語った。
「これはゲーム・チェンジャーだ」とウォール氏は動画で述べた。
インテルのマイニングチップは、マイニングマシン市場の寡占状態を打ち破る可能性がある。マイニングマシン市場には今、ビットメイン(Bitmain)、マイクロBT(MicroBT)の2大メーカーが君臨している。
インテルの新しいチップの最初の出荷分は、アルゴ・ブロックチェーンをはじめ、ブロック(Block、旧スクエア)、グリード・インフラストラクチャー(Griid Infrastructure)、ハイブ・ブロックチェーン(Hive Blockchain)に提供される予定だ。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:テキサス州にあるアルゴ・ブロックチェーンのマイニング施設(Argo Blockchain)
|原文:Argo Blockchain to Build Intel-Based Bitcoin Mining Rigs With ePIC Blockchain