サム・バンクマン-フリード氏が率いる暗号資産(仮想通貨)取引所FTXは、暗号資産レンディング大手ブロックファイ(BlockFi)の株式取得に向けて交渉中と24日、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。
FTXは今週初め、ブロックファイに2億5000万ドルの融資を行っている。WSJによると、交渉は進行中であり、最終決定には達していない。
「ブロックファイは市場での噂についてはコメントしない。取引の条件について交渉しており、現時点で共有できる情報はない。後日、公表できると考えている」とブロックファイの広報担当者はCoinDeskに語った。
FTXは、下落相場の影響が広がるとの懸念のなか、業界の最後の砦となっている。先週、同氏が率いる暗号資産取引会社アラメダ・リサーチ(Alameda Research)は、株価が低迷している暗号資産ブローカーのボイジャー・デジタル(Voyager Digital)に融資を行った。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:FTXのサム・バンクマン-フリードCEO(CoinDesk)
|原文:FTX in Talks to Acquire Part of BlockFi: Report