シンガポールに拠点を置く暗号資産レンディングのVauldは、引き出し、取引、預け入れを停止し、事業再構築の選択肢を検討している。
Vauldは暗号資産市場の低迷が明らかになり始めた6月12日以降、資金の引き出し額が約1億9800万ドル(約270億円)に達している。6月13日には同業のセルシウス(Celsius)が資金の引き出しを停止している。
同社は、直面している問題を乗り越える手段として、リストラを検討していると7月4日、ブログに記している。
先月、Vauldはスタッフの30%をレイオフすると発表した。同社のチームのほとんどはインドにいる。
Vauldは2021年、シリーズAラウンドで2500万ドル(約34億円)を調達し、プラットフォームの拡張とグローバル展開を推進した。同社の投資家には、ピーター・ティール氏が設立したValar Ventures、Pantera Capital、Coinbase Venturesが名を連ねている。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:VauldのWebサイト(スクリーンショット)
|原文:Lending Platform Vauld Looks to Restructure Amid Crypto Downturn, Suspends Transactions