bitFlyerがOasysに参画、ゲームブロックチェーンの初期バリデータで

bitFlyer Blockchain(ビットフライヤー・ブロックチェーン)は5日、ゲームに特化したブロックチェーンとして開発が進められているプロジェクトの「Oasys(オアシス)」に、初期バリデータとして参画すると発表した。

Oasysは、ゲームに特化したProof of Stake(POS)を採用するブロックチェーンで、チェーンを運用するバリデータは、バンダイナムコ研究所などのゲーム会社やWeb3企業を含む21社で構成されている。シンガポールを拠点に、松原亮氏率いるOasys Pteが主導している。

バリデータとは: ブロックチェーンに接続し、 チェーン上の取引が正しいかどうかを検証するコンピュータ端末、またはその運営者のこと。

Oasysは、国内外のベンチャーキャピタルから大型の資金を調達しながら、Oasysブロックチェーンの開発を加速化している。6月には、世界で3000万人が利用する暗号資産ウォレットのメタマスク(Metamask)を開発するコンセンシス(ConsenSys)と戦略的パートナーシップを結び、事業の拡大を図っている。

Oasysは、アジアを中心にブロックチェーンゲームが普及する上で、ゲームプレイのための暗号資産用ウォレットの開設と、ゲームへの接続の複雑さがユーザーにとっての課題となっていると、説明している。

bitFlyer Blockchainで代表取締役を務める加納 裕三氏は、「ブロックチェーン業界において、 ゲームはマスアダプションに向けた重要な役割を持つと考えている。ゲームに特化したOasysとの協業を通じて、 ブロックチェーンゲーム業界の拡大と、ブロックチェーン業界全体の発展に向けて貢献できることを楽しみにしている」とコメントした。

|編集:coindesk JAPAN
|トップ画像:発表文より