ステーブルコイン「テラUSD(UST)」壊滅的な下落に端を発したテラ(Terra)ブロックチェーンの崩壊から約2カ月、テラ上で稼働していた48以上のプロジェクトがポリゴン(Polygon)への移行を開始した。
「テラ上のプロジェクトが移行を開始した」とポリゴン・スタジオ(Polygon Studios)のCEO、ライアン・ワイアット(Ryan Wyatt)氏は7月9日朝、ツイートした。
UPDATE: Terra projects have begun migration. Over 48 projects and counting… including @OnePlanet_NFT, an exclusive @0xPolygon marketplace, and @DerbyStars_HQ!
— Ryan Wyatt (@Fwiz) July 8, 2022
It was so awesome to help and welcome all these wonderful developers to our thriving ecosystem!
Welcome! 💜$MATIC https://t.co/5ypu1QdMBA pic.twitter.com/JcskdWGnZJ
ポリゴン・スタジオは5月、移行を検討しているテラ上のプロジェクトを支援するために数百万ドルを準備していると発表した。
「テラからポリゴンへの移行を望むプロジェクトには、資金援助のみならず、技術的な援助も喜んで提供する。開発者など、あらゆるものを提供する」とその時、ポリゴンの広報担当者は語った。
他のブロックチェーンも移行を持ちかけていた。
ステーブルコインのテラUSDは5月、0.1ドル以下まで下落。テラUSDのドルペッグを回復させるために大量に発行されたネイティブ暗号資産テラ(LUNA)も99.7%下落した。その結果、テラ基盤のDeFi(分散型金融)プロジェクトから、280億ドル(約3兆8000億円)が流出した。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:Terra Projects Begin Moving to Polygon 2 Months After UST Debacle