ノルウェービジネス界の有力者、Bjørn Kjos氏とその家族が、仮想通貨取引所を設立し、所有する航空会社ノルウェー・エアシャトル(Norwegian Air Shuttle)でビットコインによる決済を導入すると報じられた。
新設を計画する取引所は、「ノルウェー・ブロック・エクスチェンジ(NBX)」と呼ばれ、8月には運営を開始すると、現地の経済紙「Dagens Naeringslv(DN)」が2019年7月23日に報じた。
Bjørn Kjos氏の息子のLars Ola Kjos氏は、ビットコインの投資家として知られる人物で、2017年に約350万ノルウェー・クローネ (約4400万円)相当の仮想通貨を購入したとされている。当時のビットコインの価格は、現在の1万ドルの水準をはるかに下回っていた。
DNによると、Lars氏のこの投資実績は、同氏が所有する企業のグリーン91(Green 91)からの文書で明らかになった。またLars氏は、Kjos一族がほぼ完全に所有するノルウェー・ブロック・エクスチェンジの役員会のメンバーでもあるという。
DNの報道によると、同取引所は稼働後に近隣諸国への拡大を図り、今秋にはノルウェー・エア・シャトルの顧客が仮想通貨でチケットを購入できる決済サービスを始めるという。
翻訳:新井朝子
編集:佐藤茂
写真:Shutterstock
原文:Norwegian Air to Accept Bitcoin Through Exchange Set up By Founder