米暗号資産(仮想通貨)取引大手のCoinbase Global(コインベース・グローバル)は第2四半期(4−6月期)の取引高が大幅に減少したと発表、株価は約5%下落した。
同社が8月9日に発表した株主レターによると、第2四半期の取引高は2170億ドル、第1四半期の3090億ドルから減少した。金融情報のFactSetによると、コインベースの第2四半期売上高は8億300万ドル、アナリスト予想の8億7380万ドルを下回った。
同社の株価は、昨年のIPO(新規株式公開)以降、大幅に下落している。だが現在の「暗号資産の冬」の中でも、コインベースは暗号資産取引のためのワンストップショップという目標に向かって前進している。
先週には世界最大の資産運用会社BlackRock(ブラックロック)との提携を発表、ブラックロックの機関投資家顧客に向けて、暗号資産取引を提供するという。
だがウォール街のアナリストは、暗号資産価格がこのところ安定しているにもかかわらず、コインベースの第2四半期決算には期待していなかったようだ。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
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|原文:Coinbase Shares Drop as Crypto Winter Takes Toll on Exchange’s Trading Volume