暗号資産(仮想通貨)ファンドは、CoinShares(コインシェアーズ)が8月15日に発表したレポートによると、8月12日までの1週間に1700万ドル(約22億7000万円)の資金流出となった。
ビットコイン(BTC)ファンドは2100万ドルの資金流出、一方、価格下落に投資するショート・ビットコインファンドは260万ドルの資金流入。
アルトコインファンドも資金流出となり、イーサリアム(ETH)とトロン(TRX)のファンドは10万ドル、カルダノ(ADA)とエックスアールピー(XRP)のファンドは20万ドルの資金流出。
ファンド別では、ProShares(プロシェアーズ)、Purpose(パーパス)、3iQ Digital Asset Management、CI Investmentsが資金流入となった。
「多くのファンド提供会社が資金流出となったが、小規模なことを踏まえると、これをセンチメントの意味ある変化と判断することは難しい」とコインシェアーズの投資ストラテジスト、ジェームズ・バターフィル(James Butterfill)氏はレポートに記した。
資金流出の大きさは、地域で異なった。カナダは2600万ドル、アメリカは1000万ドル、オーストラリア、ブラジル、スイスは100万ドル前後の資金流出となった。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinShares
|原文:Crypto Funds See Minor Outflows, Ending Six-Week Inflows Streak: CoinShares