三菱UFJ銀行は8月26日、2250万ドル(約31億円)の資金をアニモカブランズ(Animoca Brands)の日本法人に出資したと発表した。
香港に拠点を置くアニモカブランズは、NFT(ノンファンジブル・トークン)ゲームの開発を手がけ、NFTやメタバースプロジェクトに積極的に投資する企業。
アニモカブランズ(ジャパン)と三菱UFJはすでに事業パートナーシップを締結しており、日本企業がNFTを活用して、独自のコンテンツ(IP)を世界で展開するための支援を強化していく。
NFT(ノン・ファンジブル・トークン=非代替性トークン):ブロックチェーン上で発行される代替不可能なデジタルトークンで、アートやイラスト、写真、アニメ、ゲーム、動画などのコンテンツの固有性を証明することができる。NFTを利用した事業は世界的に拡大している。
アニモカブランズの主な投資先には、Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)やThe Sandbox(ザ・サンドボックス)といったゲームに加え、スポーツNFTであるNBA Top Shot(NBA トップショット)などがある。NFTの取引量で世界最大規模を誇るマーケットプレイスのOpenSea(オープンシー)にも出資している。
アニモカブランズ(ジャパン)は今年2月にシードラウンドで約11億円の資金調達を完了。その際、共同創設者のヤット・シウ氏は、「講談社などグローバルにおけるジャパンカルチャーに影響力のある世界的な企業から出資を受けられることを大変光栄に思っている」とコメントしている。
|編集:佐藤茂
|トップ画像:Shutterstock.com