大物俳優のビル・マーレイ氏とビールを飲むためのNFTが8月31日、チャリティーオークションに出品され、119.2イーサリアム(ETH)、約18万5000ドル(約2570万円)で落札された。
落札されたNFTは、米コインベース(Coinbase)のNFTマーケットプレイスで発行されている「Bill Murray 1000」コレクションのうちの1点。1000点のNFTのうち、これまでに82点が発売された。同マーケットプレイスで購入できる最も安価なものは11ETH、約1万7000ドル。
オークションでは、6人のコレクターが競い、ブラント・ボルスマ(Brant Boersma)氏が競り落とすまでに60件の入札があったという。
ボルスマ氏がマーレイ氏とビールを飲む様子は、キャンバスとブロックチェーンに刻まれる。コレクションのアーティスト、デビッド・グリズル(David Grizzle)氏も同席し、2人が並んでいる肖像画を描く。
@EnterTheShack_ @FoShizzlemyGriz LOVE IT pic.twitter.com/08tAqk4ckA
— Project Venkman (@projectvenkman) August 29, 2022
「NFTについては初心者なので、よくわからなかった。今年はじめにOpenSeaでいくつかのコレクションを販売したところなので、今起きているすべては、驚くべきことばかり」(グリズル氏)
プロジェクトのウェブサイトによると、コレクションのNFTにはそれぞれ、これまで聞いたことのないようなマーレイ氏の逸話が含まれている。
マーレイ氏はテクノロジーに詳しいようには見えないが、CryptoPunks、Cool Cats、Deadfellas、LinksDAOなど、トップクラスのNFTコレクションを所有している。
コインベースの担当者によると、マーレイ氏のチームは、NFTの収益を退役軍人や警察・消防署などの家族を支援するNPO「Chive Charities」に寄付するという。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Coinbase
|原文:‘Beer With Bill Murray’ NFT Sells for $185K in ETH at Charity Auction