【US市場】ビットコインは1万8000ドル台、イーサリアムもマージを前に下落

ビットコイン(BTC)はレイバー・デーの祝日だった6日、2万ドルをやや下回る水準で推移していたが、午後に大きく下落。1万9000を割り、24時間で4%を超える下落となった。

イーサリアム(ETH)もMerge(マージ)を前に2%下落した(日本時間7日9時45分頃には1530ドル付近、24時間で7%近く下落している)。

株式市場も下落した。ダウ平均(DJIA)は0.6%、S&P500は0.4%、ハイテク株比率の高いナスダックは0.7%下落した。投資家は様子見となっているようだ。

コモディティでは、原油価格は0.1%下落し、天然ガス価格は8.5%下落した。ゴールドも0.7%下落した。

アルトコインも概ね下落し、ポルカドット(DOT)は6%、ソラナ(SOL)は4%下落し、ユニスワップ(UNI)は9%下落した。

最新価格

●ビットコイン:18,843ドル、-4.6%
●イーサリアム:1,576ドル、-0.7%

●S&P500:3,906.28、-0.5%
●ゴールド:1,712ドル、−%
●米国10年債利回り:3.34%、+0.1

テクニカル分析

イーサリアムは8月29日以降、ほぼ横ばいで推移している。マージを前に今後も注目を集めるだろう。

デリバティブ市場では、イーサリアムオプションの建玉のコール・プット・レシオは3.81となっており、強気センチメントを示している。

3.81という数値は、投資家が現在、買いオプションを売りオプションの3倍以上保有していることを表し、楽観的な見通しの高さを示している。コールの建玉が最も多いのは権利行使価格3000ドルで、現在の価格に対して100%近いプレミアムがついている。

イーサリアムのRSI(相対力指数)は47.92で、中立の50をわずかに下回っている。RSIは、70を超える値は買われすぎ/割高を、30を下回る値は売られすぎ/割安を意味するが、デリバティブデータと併せて考えると、イーサリアム価格のさらなる上昇の可能性を示している。

出典:TradingView

アルトコイン

イーサリアムクラシックのハッシュレート、価格が急騰:イーサリアムクラシック(ETC)のハッシュレートは9月6日朝、48.64テラハッシュ/秒(TH/s)を超え、7月から133%以上上昇し、過去最高水準となった。価格も24時間で30%近く上昇し、一時41ドルとなった。マージを前に、ほぼ横ばいと暗号資産市場のなかで、思わぬ勝者となっている。

DEXトークンのGMX、レイヤー2ソリューションArbitrumへの期待から上昇:DEX(分散型取引所)GMXがArbitrumに3億900万ドル以上をロックしていることが判明。Arbitrumに期待する投資家の関心を集めて、ネイティブトークンのGMXは過去最高値まで上昇した。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
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|原文:Market Wrap: Bitcoin Takes Late Dive Below $19K, Ether Falls as Merge Countdown Begins