Googleとの提携で、米暗号資産(仮想通貨)取引大手のCoinbase(コインベース)は、伝統的企業との連携を模索している他の暗号資産企業にとっての先例となったと、米投資銀行Oppenheimer(オッペンハイマー)のシニアアナリスト、オーウェン・ラウ(Owen Lau)氏は10月11日、CoinDesk TVで語った。
ラウ氏によると、CoinbaseとGoogleの提携は暗号資産業界にとって「バリデーション(検証、妥当性確認)」のサインにもなるという。
「多くの暗号資産ネイティブ企業は、今回のようなホワイトラベル(OEM提供)の方法を模索するだろう。バックエンドの暗号資産テクノロジーを伝統的企業の名前で提供することで、TAM(獲得可能な最大市場規模)を拡大することができる」(ラウ氏)
Googleは11日、Coinbaseと提携を発表。カストディサービス「Coinbase Prime」を使ってクラウドサービスでの暗号資産決算を開始すると発表した。
一方、Coinbaseは主にAWS(Amazon Web Services)を利用しているクラウドアプリケーションをGoogle Cloudに移行する。
オッペンハイマーはコインベースの株価を「買い」「アウトパフォーム」とし、目標株価を107ドルに設定した。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk TV(キャプチャ)
|原文:Google’s Partnership With Coinbase Is ‘Validation’ for the Crypto Industry: Oppenheimer