國光宏尚氏が率いるThirdverseと、モバイルオンラインゲームの開発を手がけるKLabが、ブロックチェーン基盤でサッカー漫画「キャプテン翼」のIPを活用したゲームを年内にスタートさせる。
Thirdverseは10月18日、同社のシンガポール子会社、SWORD PTEはKLabの子会社であるBLOCKSMITH&Co.と共同で、ゲーム「キャプテン翼 -RIVALS-」のリリースを2022年内に行う計画を発表した。
同ゲームは、原作「キャプテン翼」に登場する選手を育成し、他のプレイヤーと対戦するもので、対戦を通して得られるライバルピースを、選手やサポートキャラクターなどのNFTを含む報酬と交換することができる。
プレイヤーが扱うゲーム上の選手は、同一選手であってもすべて異なる絵柄やパラメータで構成されるようプログラムされた「ジェネラティブNFT」。ユーザー一人一人に対してユニークなものが自動生成されるNFTをジェネラティブNFTと呼ばれる。
「キャプテン翼 -RIVALS-」では、ユーザーは、イラスト、必殺技シーンムービー、ジェネラティブBGMが組み合わさった、オリジナルNFTを収集しながら、プレイすることができる。ジェネラティブBGMは、ジェネラティブNFTと同様に、プログラムによる組み合わせで自動生成されるゲーム内音楽。
ThirdverseとBLOCKSMITH&Co.は今年4月、ブロックチェーンゲームの開発を共同で進めるための契約を締結。2013年設立のThirdverseは、VR(仮想現実)とメタバースの融合の実現をビジョンに掲げ、VRゲームの開発を進めている。また、同社が昨年8月に行った資金調達ラウンドには、Web3領域に重点を置く投資会社のアニモカブランズ(Animoca Brands)も参画した。
|編集:佐藤茂
|トップ画像:Thirdverseの発表文より
|編集部より:本文テキストにKLab子会社を追記し、記事を更新しました。