米ウォルマート、デジタル通貨の発行を検討──特許申請で明らかに

米小売最大手ウォルマートは8月1日(現地時間)、米ドルに連動したデジタル通貨を発行し、ブロックチェーン上で取り引きさせる仕組みを検討していることがわかった。

米特許商標庁(USPTO)が公開したウォルマートの特許申請によると、デジタル通貨は、“レギュラー通貨”に紐づけられ、それぞれの利用状況はブロックチェーンに記録されるとしている。同申請は「ブロックチェーンを活用したデジタル通貨システムとその方法」のタイトルがつけられた。

ウォルマートはアーカンソー州・ベントンビルを拠点とし、世界最大級のスーパーマーケットチェーンを運営。年間、5000億ドル(約53兆円)以上を売り上げる。

文:小西雄志
編集:佐藤茂
写真:Shutterstock