Ripple(リップル)のチーフエンジニア、ニック・ブーガリス(Nik Bougalis)氏は週末、新たな可能性に向けて同社を退社すると述べた。
「10年にわたるRippleでの旅は(疲れ果て、すべてを使い果たしたとしても)素晴らしいものだった。大好きなプロジェクトで、自分が信じるゴールに向かって働くことができた。だがその旅もあと数週間で終わりを迎える」とブーガリス氏は10月22日、ツイートした。
同氏は、NFTの導入(11月にスタート予定)など、基盤技術の開発を監督していた。
Rippleは、イーサリアム(ETH)ブロックチェーンのスマートコントラクトと互換性をもつサイドチェーンのテストを開始している。Ethereum Virtual Machine(イーサリアム・バーチャル・マシン:EVM)に精通した開発者が、プログラムをRippleのXRP Ledger(エックスアールピーレッジャー:XRPL)に展開できるようになる。
同社はXRP(エックス・アール・ピー)が証券にあたるかどうかを巡って、SEC(米証券取引委員会)と2年にわたって争っている。
なお、ブーガリス氏は今後の去就については明らかにしていない。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:ニック・ブーガリス氏(RippleのYouTube)
|原文:Ripple’s Director of Engineering Leaves Firm as XRP Turns 10