FTXはステーブルコインに取り組んでいると、サム・バンクマン-フリード(Sam Bankman-Fried)CEOがWebメディア「The Big Whale」のインタビューで語った。
FTXは現在、顧客が米ドル連動型ステーブルコインのバスケットを担保にできる信用取引を提供している。バスケットには、トゥルーUSD(TUSD)、USDコイン(USDC)、パックスドル(USDP)、バイナンスUSD(BUSD)、HUSDが含まれる。
ライバル取引所のBinance(バイナンス)は、2019年にバイナンスUSDの発行を開始した。
最大規模のステーブルコインで時価総額680億ドルのテザー(USDT)の台頭は、規制当局の監視下でもステーブルコインがユースケースを拡大できることを示している。
FTXは今回の弱気相場の間に、最大2億4000万ドルで暗号資産レンディングのBlockFi(ブロックファイ)を買収する契約をはじめ、複数の大規模な買収を行った。またバンクマン-フリード氏は5月、個人投資家向け取引アプリ、Robinhood(ロビンフッド)の株式7.6%を購入したが、FTXは同社全体の買収には興味がないと語っている。
FTXにコメントを求めているが、当記事執筆時点までに返答はなかった。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:Crypto Exchange FTX Is Working on Creating a Stablecoin: Report