Deribit、ハッキングで2800万ドル流出──引き出しを一時停止

暗号資産(仮想通貨)オプションおよび先物取引所のDeribit(デリビット)がハッキングされ、ホットウォレットから2800万ドル(約41億円)が流出した。

顧客資産に影響はないが、セキュリティチェックのために引き出しを一時停止していると同社はツイートした。

「当社の手順に従い、この種の出来事の影響を抑えるために、ユーザー資金の99%はコールドストレージに保管している。ハッキングはビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、USDコイン(USDC)のホットウォレットに限られている」(Deribitのツイート)

Deribitのホットウォレットが侵害された。だがクライアントの資金は安全で、損失は会社の準備金でカバーされる。

ホットウォレットは協定世界時11月1日午前0時直前の今晩早くにハッキングされ、2800万ドルのUSDコイン(USDC)が被害にあった。

暗号資産関連企業へのハッキング攻撃は相次いでいる。2022年10月は前半の2週間だけで7億1800万ドル(約1056億円)以上が盗まれ、過去最悪の月となった。

「Deribitは財務的に健全な状態にあり、業務に影響はない」と同社は述べている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:shutterstock
|原文:Crypto Exchange Deribit Loses $28M in Hot Wallet Hack, Pauses Withdrawals