ナイキ(Nike)は、デジタルウェアラブルのコミュニティ構築を目的とした新プラットフォーム「.SWOOSH」の発表、Web3にさらなる一歩を踏み出したと14日に述べた。
.SWOOSHはWeb3教育のためのリソースであり、バーチャルスニーカーやジャージなどのデジタルコレクションを売買するためのプラットフォームだという。デジタルコレクションはビデオゲームやメタバースの中で着用できると同社は述べた。
さらに、.SWOOSHでは、ユーザーがコレクションを作成・販売して、ロイヤリティを得ることができるようになる。
「我々はWeb3に興味を持つ人々が利用しやすい、未来のマーケットプレイスを築いている。この新しい空間で、.SWOOSHコミュニティとナイキは、ともに創造・共有し、利益を得ることができ」とナイキ・バーチャル・スタジオ(Nike Virtual Studios)のロン・ファリス(Ron Faris)氏はプレスリリースで述べた。
ナイキは数年にわたって、Web3戦略を拡大する着実な動きを見せている。2019年12月にWeb3スニーカー「Cryptokicks」の特許を申請、2020年3月にRFIDラボでテストを行った後、デジタルファッションのスタートアップのRTFKT Studiosを買収し、NFTを自社開発するようになった。4月には「RTFKT x Nike Dunk Genesis CryptoKicks」と名づけたいうメタバース・スニーカーラインを発表した。
.SWOOSHは現在ベータ版で、2023年に初のコレクションを発表、11月末までに登録を開始する予定だ。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:スニーカーのイメージ写真(Unsplash)
|原文:Nike Sprints Into Web3 With New .SWOOSH Platform