FTXの上位50位までの大口債権者の債権総額は、約31億ドル(約4400億円)にのぼることが裁判所への提出書類で明らかになった。
書類によると、100万人と推定されているFTXの債権者のなかで、最大の債権者の債権額は2億2600万ドル(約318億円)、2番目は2億300万ドル(約285億円)。債権者の名前などは明らかにされていない。
「上位50位のリストは、現在入手可能な債権者情報に基づいている。帳簿や記録にまだ反映されていない支払いを含め、記載された金額についての調査は続いている。また顧客データへの完全なアクセスにも取り組んでいる」と書類には記されている。
FTXは、破産処理のために法律事務所のサリバン&クロムウェル(Sullivan & Cromwell)およびランディス・ラス&コブ(Landis Rath & Cobb)と契約している。
サリバン&クロムウェルは、イーストマン・コダックやノーテル・ネットワークスの破綻処理で知られている。同事務所は、ボイジャー・デジタルが7月に破綻した際に、ボイジャーの資産買収に乗り出したFTXの法律事務所にもなっていたが、その後、自社サイトからFTXとの関係をアピールするコンテンツを削除している。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:FTX Owes Its Largest Creditor $226M; Top 50 Owed Total of About $3.1B