ソニー、メタバース向けモバイルモーションキャプチャーを発表

ソニーは、小型のセンサーとスマートフォンアプリのみで、アバターとリアルタイムに連携できるモバイルモーションキャプチャー「Mocopi(モコピ)」を11月29日に発表した。

頭、腰、両手首、両足首の6カ所に装着する小型のカラフルなセンサーを使って、人の動きをリアルタイムに捉え、アバターとリンクさせることができる。映画『アバター』や『アベンジャーズ/エンドゲーム』などでキャラクターを動かすために使われた、いわゆる「モーションキャプチャー」を手軽に実現できる。

プレスリリースによると、ユーザーはモコピを使うと「モコピの独自技術とスマートフォンアプリ」を使って、全身の動きを使ったアバター動画を作成できる。ソニーが公開したプロモーション映像には、ユーザーがセンサーを体に装着し、アニメ風のアバターとして踊る様子が映し出されている。

「通常、モーションキャプチャーを用いた映像制作には、専用の設備やオペレーターが必要です。『mocopi』は、当社独自のアルゴリズムを活用することで、少ないセンサー個数で高い精度のモーション計測を実現し、VTuberや映画・アニメーション制作に携わるクリエイターを時間や場所の制約から解放することを目指します」(リリースより)

予約販売の受付開始は12月中旬の予定。価格は4万9500円。またキャプチャしたモーションデータをメタバースに連携させるソフトウェア開発キットも12月15日から販売する予定だ。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Sony
|原文:Sony Launches Motion-Tracking Metaverse Wearables