2019年10月2・3日のブロックチェーンカンファレンス「b.tokyo 2019」で行われるセッション「分散型アプリケーション(Dapps)でコンテンツ産業は変わるか?──ゲーム、アート、音楽、エンターテインメント」。
セッションでは、Dapps(Decentralized Applications)のユースケースが目立つゲームなどエンターテインメント・コンテンツ産業にフォーカスする。ブロックチェーンとコンテンツの相性はなぜ良いのか。非中央集権型のビジネスモデルは何か──。コンテンツ以外の産業に従事するビジネスパーソンにとってもヒントが得られるはずだ。
國光宏尚氏(gumi会長)
モバイル・オンラインゲーム、VR/ARで知られるgumiは、ブロックチェーン関連のVCファンドを組成するなど、スタートアップ支援に注力。國光氏が創業した「FiNANCiE」はブロックチェーン技術を活用 、達成したい夢・目標を持つ人(ヒーロー)と、資金やノウハウを提供してくれる人(ファンやヒューマンキャピタリスト)をつなげる新しいコミュニティサービスだ。CoinDesk Japanのインタビューで「『ブロックチェーンが世の中の役に立つカタチ』は近々見えてくる 」と話した國光氏自身が考える、ブロックチェーンが役に立つカタチとはどのようなものだろうか。
岩永朝陽氏(エイベックス・テクノロジーズ社長)
岩永氏が率いるエイベックス・テクノロジーズは、クラウド及びブロックチェーン技術を用いたIP・システムの企画、開発、制作及び販売を目的に、2019年5月、エイベックス子会社として設立されたばかりの新しい会社だ。同社はウェブサイトで、「今までとは違った版権管理の枠組みを作り、クリエイターの権利を再定義し、新しいライセンスの形、デジタルコンテンツの流通を起こ」すと宣言、既にデジタルコンテンツに証明書を付与する技術「A trust」の開発を発表している。 音楽・映像を中心としたIPを多数持つ一大エンタテイメントグループ・エイベックスが、新しい時代を戦うために立ち上げた同社が実現する「コンテンツ×ブロックチェーン」の未来とは。
施井泰平氏(スタートバーン代表取締役CEO)
アートの流通インフラであるアート・ブロックチェーン・ネットワーク(ABN)の構築を進めるスタートバーンを東京大学大学院在学中に創業した。美術作品と鑑賞者をつなげるウェブサービスstartbahn.orgは、アート作品の登録・売買のほか、ブロックチェーンの技術を用いた「改ざんや紛失することなく、永遠に作品の価値が残る」作品証明書の発行、来歴証明ができる。経営者としてだけでなく、美術家として「インターネットの時代のアート」をテーマに制作、東京藝術大学で教鞭をとったり、講演やトークイベントにも多数登壇したりと精力的に活動している。
モデレーター:青木宏文氏(メタップスアルファ 事業責任者)
メタップスのグループ会社メタップスアルファでブロックチェーン事業責任者として、様々なブロックチェーン事業に従事する青木氏。現在はNFT(非代替トークン)領域に注力し、マーケットプレイスのローンチに向けてアプリケーション開発を行っている。過去には NECでクラウドシステムの立ち上げ、研究技術のPoCなどに携わったほか、UXデザイン・コンサルティングファームも創業している。NFT、ブロックチェーンに関連するイベントの開催、登壇も多数経験している青木氏ならではモデレーションには、大いに期待したい。
ブロックチェーンが推し進める非中央集権型ビジネスモデルの本質とは
Dapps(分散型アプリケーション)はブロックチェーン技術がもたらす大きなビジネス機会の一つであることは間違いないだろう。そしてDappsのユースケースが目立つのは、ゲームなどのエンターテインメントやコンテンツ産業である。
本セッションでは、なぜブロックチェーンとコンテンツの相性が良いのか、ブロックチェーンが推し進める非中央集権型のビジネスモデルの本質とは一体何なのかを、具体的な事例をもとに考える。
Dappsの今後を考える意味でも、コンテンツ産業で起こっていること、これから起きることを知り、整理することは極めて重要になる。コンテンツ産業だけではなく他産業のビジネスパーソンにとっても、示唆に富むセッションになるはずだ。
※学生専用のチケット、ご用意しました!
【日時】2019年10月2日(水)・3日(木) 9:30〜18:45 (予定)
【場所】ホテル雅叙園東京
【URL】https://navenue.jp/btokyo2019/
【参加対象】ベンチャー企業/スタートアップ関係者、VC/CVC関係者、金融/IT/メディア/自動車/エンターテイメント/ゲーム/教育/アート/不動産/エネルギー企業関係者、経営企画/研究開発部門担当者、自治体産業推進担当者、一般投資家など
【メディアパートナー】CoinDesk Japan、WIRED Japan、日本経済新聞
【コミュニティパートナー】一般社団法人ブロックチェーン推進協会(BCCC)、一般社団法人日本ブロックチェーン協会(JBA)、一般社団法人日本仮想通貨ビジネス協会(JCBA)、一般社団法人日本セキュリティトークン協会(JSTA)、ブロックチェーンハブ、CryptoBowl、FINOLAB、HashHub、Neutrino
【動員数】3000人(見込み・2日間合計)
【参加申込】上記WEBサイトからチケットを購入
文・編集:CoinDesk Japan
写真:N.Avenue