【US市場】ビットコイン、1万6900ドル付近──年内はこの水準か

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強力な冬の嵐が北米の大部分を覆い、気温が歴史的な低さになったため、米国のマイナーは週末にパワーダウンしました。

ブロックチェーン上の演算能力を示すビットコイン(BTC)のマイニングハッシュレートは、12月21日から24日の間に約100エクサハッシュ/秒(EH/s)、約40%低下して、156EH/sになったことがBTC.comのデータに示されている。その後、12月25日には約250EH/sまで戻った。

オアンダ(Oanda)のシニア・マーケットアナリスト、エドワード・モヤ(Edward Moya)氏は先週、ビットコインマイニング大手のコア・サイエンティフィック(Core Scientific)に対する3750万ドルの破産融資が裁判所に承認されたことに勇気づけられた。世界最大級のマイナーは、債務返済に向けて融資先の一部と合意した。

「暗号資産マイニング事業者の株価は上昇する態勢にある。投資家はリストラ支援の合意を前向きに捉え、苦境にある暗号資産のある部分に対して、投資する意思があることを示した」(モヤ氏)

市場動向

ビットコイン(BTCはクリスマスの週末、横ばいで推移した。当記事執筆時点、16,900ドル付近。休み前の23日とほぼ同じ。年末まで、このまま推移する可能性が高い。オアンダ(Oanda)のモヤ氏は「ビットコインは1万6000ドルと1万7000ドルの間で落ち着いているようようだ」とメールに記した。

イーサリアム(ETHは、1200ドルをやや上回るレベル。週末、ビットコインと同様にほぼ横ばいで推移した。

他の主要アルトコインも、ほぼ横ばい。上昇が目立ったのはエックス・アール・ピー(XRP)。24時間で5.4%上昇し、0.36ドルを超えた。カルダノ(ADA)とポリゴン(MATIC)は2%以上上昇した。

株式市場は、クリスマスの振替休日で休み。

最新価格

●CoinDesk Market Index(CMI):799.40、+0.5%
●ビットコイン:16,872ドル、+0.3%
●イーサリアム:1,224ドル、+0.5%

●S&P500:3,844.82、+0.6%
●ゴールド:1,809ドル、+0.7%
●米国10年債利回り:3.75%、+0.1

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:First Mover Asia: Bitcoin Ho Ho Holds Near $16.9K