カナダのビットコインマイニング企業ハイブ・ブロックチェーン(Hive Blockchain)は昨年12月、電力使用を抑えることで315万ドルを稼ぎ出した。これは約184ビットコイン(BTC)に相当する。一方、実際のマイニングでは、213.8ビットコイン相当をマイニングした。
マイニング企業は、一定の電力供給について電力会社と契約を結んでいるが、冬季などのエネルギー需要が逼迫する時期に電力使用量を削減し、契約上では電力を電力会社に売り戻すことがある。厳しい市場環境に直面しているマイニング企業にとっては、コストを抑える有効な手段にもなる。
ハイブは、ASICと呼ばれるビットコインマイニング機器でビットコインをマイニングするほか、GPUを使ってビットコイン以外の暗号資産、いわゆるアルトコインをマイニングし、ビットコインに替えている。
また同社はインテルの新チップを使い、独自設計したマシン「Hive Buzzminers」1423台を初めて設置した。1月末までに合計5800台が配備され、総演算能力は620ペタハッシュ/秒(PH/s)にのぼるという。
2022年通年でハイブは前年比18%増となる4752ビットコイン相当をマイニングした。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Coinbase(キャプチャ)
|原文:Hive Earned Equivalent of 184 BTC From Curtailing Its Power Use in December