暗号資産(仮想通貨)ファンドは先週、3700万ドルの純流入となり、その半分以上は「ショート」ファンド、つまり価格下落から利益を得ることを目的としたファンドに流入した。
コインシェアーズ(CoinShares)が1月23日に発表したデータによると、ビットコイン(BTC)のショートファンドは2550万ドルの純流入となり、5100万ドルが流入した昨年7月以来の高水準となった。
この増加は、ビットコインが4カ月ぶりの高値2万2000ドル超まで上昇したことが要因。ビットコインは2023年に入ってから40%以上上昇している。昨年7月の大きな資金流入も、6月に1万8200ドルの安値から2万4000ドル超まで上昇したことが要因となった。
先週の純流入によりビットコイン・ショートファンドの運用資産残高は1億3800万ドル。一方、ビットコイン・ロングファンドは先週、570万ドルの純流入、運用資産残高は約183億ドルとなった。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinShares
|原文:Inflows Into Short Bitcoin Products Picked Up Alongside Rally: CoinShares