Tポイント・ジャパンとビットフライヤーは8月20日、Tポイントでビットコインを購入できるサービスを始めた。近年のポイント投資の流れを受け、日本で初めて共通ポイントによる仮想通貨への投資を可能にする。
20日付の発表によると、同サービスを利用すれば、ユーザーは100Tポイントにつき85円相当のビットコインを得られる。またビットフライヤーは、同社のウォレットを使ってビットコインによる決済を行えば、500円相当ごとに1Tポイントがたまるサービスも開始する。
ビットコイン決済でTポイントを取得できるのは、旅行代理店のエイチ・アイ・エスやビックカメラ、ヤマダ電機、湘南美容クリニックなど。
ポイント投資とは、買い物などでためたポイントを投資のために使うことができるサービス。現金に比べ、その使用のハードルが低い。国内では2018年にNTTドコモのdポイント投資、楽天証券の楽天スーパーポイント投資などがある。また2019年にはSBI証券がTポイント投資を始めた。
Tポイントはツタヤやファミリーマートなどで利用でき、国内に7000万弱のユーザーを抱える。Tポイント・ジャパンはカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の子会社。
ビットフライヤー事業戦略本部本部長の永沢岳志氏は、「口座を開設し、初めてビットコインを保有してもらうことが大きなハードルだった。Tポイントと連携することで、裾野を広げることができる」とCoinDesk Japanの取材に対し述べた。
文・写真:小西雄志
編集:佐藤茂