イーサリアムブロックチェーンのレイヤー2スケーリングソリューション、ポリゴン(Polygon)のネイティブ暗号資産ポリゴン(MATIC)が24時間で12%上昇、1.11ドル付近となっている。年初から強いモメンタムが継続しており、12月31日から50%近く上昇した。
Token Terminalのデータによると、デイリーアクティブユーザー(DAU)も約34万5000と急増、バイナンスのBNBチェーンに次ぎ、イーサリアムとソラナを抜いて2位となっている。
ポリゴンが先月発表したパートナーシップや、zkEVMのメインネットでの稼働への期待でDAUが増加、価格上昇の要因となっているようだ。 zkEVMは昨年10月にテストネットが稼働、メインネットでの稼働は2023年初頭に予定されている。
「この種のネットワークにユーザーと関心が戻り、再び活動が見られるようになりつつある」と暗号資産インデックスプラットフォームPhutureのグロース責任者チャールズ・ストーリー(Charles Storry)氏は語った。
「また、ポリゴン上に構築されたプロジェクトの中には、まだトークンをリリースしていないものが多く、まもはく発行され、すでに増加している活動レベルに追加されるだろう」と続けた。
DeFi Llamaによると、ポリゴンの預かり資産(TVL)は現在、約11億ドル(約1400億円)にのぼる。
「リスクの高いプロジェクトや初期段階のアプリケーションのTVLが大幅に増加している。弱気相場では、投資家は保守的になり、大きなリスクを避けるが、今は市場がやや回復しているため、投資家はポリゴンのような新しい、リスクの高いエコシステムに対して、よりオープンになっている。市場が回復するにつれて、より多くの動きが見られるだろう」とストーリー氏は述べた。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk and highcharts.com
|原文:Ethereum Scaling Tool Polygon’s MATIC Token Surges Amid Spike in Transactions