Nansenのデータによると、破綻した暗号資産(仮想通貨)取引所FTXの関連会社アラメダ・リサーチ(Alameda Research)のウォレットが、取引所ビットフィネックス(Bitfinex)のホットウォレットから一晩で600万ドル(約7億7300万円)相当のテザー(Tether/USDT)を受け取っていた。
このウォレットは破産手続きに沿って資産を整理しているようで、未知のエンティティからも450万ドル(約5億8000万円)相当のUSDコイン(USDC)を受け取り、その合計は直近の24時間で1050万ドル(約13億5300万円)になった。
31日前に作成されて以来、アラメダ・リサーチの別のアドレスから何度か暗号資産の送付を受けたこのウォレットは現在、さまざまなアルトコインで1億8300万ドル(約235億5800万円)、イーサリアム(ETH)で2600万ドル(約33億4700万円)を保有している。
最も多くを占めているのは5400万ドル(約69億5000万)相当のBitDAO(BIT)だが、コインマーケットキャップ(CoinMarketCap)によると、そのトークンの流動性は非常に低く、コインベース(Coinbase)での取引高はわずか1万5000ドル(約192万7000円)で、時価総額に対する取引高、いわゆるマーケット・デプス(市場の厚み)は2%だった。
今月初めには、FTXが11月の破綻の後、50億ドル(約6423億4000万円)以上の資産を回復したことが報じられた。
テザーは米CoinDeskのコメント要請に応じていない。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:FTXのサム・バンクマン-フリード前CEO(Nikhilesh De/CoinDesk)
|原文:Alameda Research Wallet Receives $6M From Bitfinex Hot Wallet