ファンがスポーツチームと結びついたブロックチェーンベースのトークンを所有できるチリーズ(CHZ)は、新しいレイヤー1ブロックチェーンの生成ブロックを検証したとブログ投稿で発表した。
チリーズブロックチェーンはEVM(Ethereum Virtual Machine:イーサリアム・バーチャル・マシン)互換で、NFT、Play-to-Earn型ゲーム、Watch-to-Earn型スポーツイベント、ライブイベントチケット決済にフォーカスしているという。
このブロックチェーンは、PoSA(Proof of Stake Authority)コンセンサスによる11人のアクティブなバリデーターからなるシステムを採用している。その目的は、取引の高速化、手数料の低減、エネルギー消費の低減をサポートすることだ。
当初は、チリーズが承認したサードパーティの開発者のみがスマートコントラクトを展開することができる。
このプロジェクトでは、NFTチケットの販売、アスリートに特化したファントークン、暗号資産インフラパートナーなど、チリーズチェーン上で動作する最大10のスタートアップを発表することになっている。
11億3000万ドル(約1470億円)の時価総額を持つCHZは、新たに公開されたブロックチェーンの「燃料」になるだろうと言われている。トークン保有者は、ネットワーク上でステーキングすることで報酬を受け取ることができる。
この発表が行われた後の数分間で、CHZは20%急騰した。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:CoinDesk
|原文:Fan Token Project Chiliz Rolls Out Layer 1 Blockchain, Token Surges 20%