SEC、個人投資家のステーキングを禁止するとの噂──コインベースCEOがツイート

コインベース(Coinbase)のブライアン・アームストロング(Brian Armstrong)CEOは、SEC(米証券取引委員会)が個人投資家による暗号資産のステーキングを禁止したいと考えているとの噂を聞いたと語った。

「万一そうなれば、アメリカにとって恐ろしいことになると思う。そうならないことを願う」と同氏は2月8日、ツイートした。

SECはコメントを控えた。

アームストロングCEOの疑念は、業界にとっては驚きかもしれないが、SECのゲーリー・ゲンスラー委員長は以前、ステーキングが可能な暗号資産は証券に分類される可能性があると述べている。たとえ、イーサリアム(ETH)がCFTC(米商品先物取引委員会)によってコモディティと指定されているとしてもだ。

暗号資産のステーキングはかなりの額にのぼっている。ステーキングサービスを手がけるStakedによると、ステーキングされた暗号資産は2022年第4四半期、約420億ドル(約5兆4600億円)、年間のステーキング報酬は30億ドル(約3900億円)にのぼったという。ただし数字は、個人投資家に限ったものではない。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:ブライアン・アームストロングCEO(CoinDesk)
|原文:Coinbase’s CEO Cites ‘Rumors’ the SEC May Ban Crypto Staking for Retail Customers