分散型金融(DeFi)プロトコルのヤーンファイナンス(Yearn Finance)のネイティブトークンであるYFIは、投資家が来るべきリキッドステーキングデリバティブ(LSD)に期待する中、弱気な暗号資産(仮想通貨)市場の力をかわすことに成功して7%上昇した。
Cryptowatchのデータによると、過去48時間で、YFIはビットコイン(BTC)に対して22.61%、テザー(USDT)に対して18.87%急騰している。
YFIトレーダーの楽観の原因は、ヤーンファイナンスがLSDに移行するという先週の発表にあった。LSDは、イーサリアムのプルーフオブステーク(PoS)ネットワークの一部としてステーキング報酬を受け取りながら、投資家に原資産へのエクスポージャーを提供するトークンの一種だ。
「1つのトークンでLSDのバスケットへのエクスポージャーを得る」とヤーンファイナンスはツイートした。「リスクを分散し、ブーストされた利回りを受け取ることができる」。
執筆時点では、YFIは1万790ドルで取り引きされており、24時間の全取引所での取引高は2億5200万ドル(約340億円)を突破した。
一方、暗号資産に特化した銀行のシルバーゲート・キャピタル(Silvergate Capital)の財務に対する懸念を受けて暗号資産市場を恐怖が襲ったため、ビットコインとイーサリアム(ETH)はともに4%以上下落している。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:YFIのチャート(Cryptowatch)
|原文:DeFi Protocol Yearn Finance’s Token Rises 7% Despite Market Plunge