ホワイトハウスはシルバーゲートの状況を認識している:報道官

バイデン政権はシルバーゲート銀行(Silvergate Bank)の状況を監視し、他の暗号資産企業の状況と比較し、大統領が議会に行動を呼びかけていると、米ホワイトハウスのジャンピエール報道官は3月6日の記者会見で述べた。

ジャンピエール報道官は、シルバーゲートについて具体的に話すことはできないが、多くの暗号資産企業がこの数週間で「重大な問題を経験」していると述べ、暗号資産が銀行や他の金融機関にもたらす可能性のあるリスクを警告した銀行規制当局の声明に触れた。

「この数週間、銀行規制当局は暗号資産に関連するリスクから銀行が自身を守るべき方法についてのガイドラインを発表している。ご存知のように、大統領は暗号資産がもたらすリスクから一般的なアメリカ人を保護するための行動を取るよう議会に繰り返し呼びかけている。今後も呼びかけを続ける」

シルバーゲートは3日、週末や通常の銀行サービスが停止する時間帯に、同行顧客が互いに取引を行うために利用できる24時間365日稼働の内部決済ツール「シルバーゲート・エクスチェンジ・ネットワーク(SEN)」を閉鎖すると発表した。

その数日前、同行は年次報告書の提出を遅らせると発表。銀行規制当局や司法省などの調査への対応が必要で、今後12カ月の「事業継続」能力に影響が出る可能性があると述べた。

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発表を受けて同行の株価は急落、1日で58%下落し、顧客である大手暗号資産企業の多くはシルバーゲートとの取引停止を発表した。

「他の暗号資産企業の場合と同様に、特定の企業について語ることはない。だが報道の監視は続ける。現在、我々は状況を認識している」とジャンピエール報道官は述べた。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
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|原文:White House Is ‘Aware of’ Silvergate Situation, Spokeswoman Says