ハイパーインフレ、その時ビットコインは?/バイナンス提訴は暗号資産にどれほどの悪影響を与えるか?【日曜日に読みたい厳選10本】

バイナンスを米規制当局の中で1番に提訴したのがCFTCだったことは驚きだ──今週公開されたコラムやインタビューから、日曜日に読みたい10本を厳選。

ハイパーインフレ、その時ビットコインは?

ツイッターは最近、コインベースの元最高技術責任者バラジ・スリニバサン(Balaji Srinivasan)氏が、アメリカのインフレのせいで1ビットコイン(BTC)がわずか90日で(2023年6月15日までに)100万ドル(約1億3200万円)になるという、ジェームズ・メドロック(James Medlock)氏からの賭けに応じたことで盛り上がっていた。…続きを読む

「暗号資産の冬」でマイニング企業の長期保有に終焉

強気相場以降、全額を長期保有する戦略を取ってきたハット・エイト・マイニング(Hut 8 Mining)は3月7日、ついに戦略を変え、日々の運転資金とするために2月に188ビットコイン(BTC)を売却したと発表した。同社は、株式公開しているマイニング企業の中で最後まで全額保有を続けていた。…続きを読む

バイナンス提訴、暗号資産にどれほどの悪影響を与えるか?

暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスとチャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao)CEOは27日、米商品先物取引委員会(CFTC)による民事訴訟の決断に不意を突かれたようだ。

長年にわたって永続的な本社の設立を回避してきたバイナンスは、サービス提供を行う100を超える国や地域で規制を遵守して事業を展開するために、アメリカをはじめとする国や地域の規制当局と対話を行なってきた。…続きを読む

米銀の暗号資産離れ、ヨーロッパにはチャンス

アメリカの暗号資産企業がシルバーゲート銀行とシグネチャー銀行の代わりとなる銀行を必死に探している今、ヨーロッパはこの危機をチャンスに変えることができるかもしれない。

ヨーロッパは暗号資産イノベーションにおいて、アメリカに追いつくことに苦戦した時期があった。ステーブルコイン、取引高や普及など、暗号資産の誕生以来、アメリカが中心と思われてきた。…続きを読む

DeFiで仕組債を手掛けるCegaが累計13億円を調達──CEOに聞く今後の展開とDeFiの未来

DeFi(分散型金融)で暗号資産の仕組債を展開するCega Genesis Corporation(Cega)が、Dragonfly Capital Parntersなどを引受先とした、約7億円の追加資金調達を行ったと発表した。シードラウンドでの累計調達額は約13億円に達したという。

DeFiにおける暗号資産の仕組債のパイオニアとして、2022年6月にソラナ(Solana)ブロックチェーンでサービスを開始したCega。…続きを読む

SECの場当たり的なアプローチ、その弱点を露呈

米証券取引委員会(SEC)は3月22日、3重攻撃を仕掛けた。アメリカ最大手の暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)は、ステーキングサービスと、おそらくトークン上場に関連した違反について提訴するつもりとの警告をSECから受け取ったと発表。

それとは別にSECは、暗号資産業界で最もリッチで影響力の強い起業家の1人であるジャスティン・サン(Justin Sun)氏を提訴。…続きを読む

銀行危機の勝者はビットコイン、だが非流動性が米ドルヘッジの道を阻む

ビットコイン(BTC)にマーケティングチームがあったとしたら、直近の1カ月はこれ以上ないほど素晴らしいものだった。欧米の銀行に対する信頼は壊滅的なダメージを受け、人々は資産を守るために、銀行に代わる手段を求めて右往左往している。ビットコインの出番だ。

ビットコインはまさにこのような時のために作られた、いかなるものにもコントロールされない真に分散化したマネーだ。…続きを読む

大口投資家の動きを投資判断に活かすために

暗号資産(仮想通貨)業界で最もスマートなのは誰だろう? そうした人たちは資本をどのように使っているのだろうか?

「スマートマネー」とは、正確な定義ではないが、ある種の投資家やトレーダーを示す言葉で、多くの場合、潤沢な資本を使えるというシンプルな理由で取引を優位する進める投資家やトレーダーを指す。…続きを読む

暗号資産、銀行取り付け騒ぎの原因ではなく解決策

破綻したシリコンバレー銀行は、米地銀のファースト・シチズンズ銀行が買収することになったと米連邦預金保険公社(FDIC)は3月26日遅くに発表した。

取り付け騒ぎや破綻は、シリコンバレー銀行以外にもシルバーゲート銀行やシグネチャー銀行などでも発生し、ファースト・リパブリック・バンクなどにも取り付け騒ぎの懸念が広がった。…続きを読む

暗号資産、第1四半期は大幅上昇──規制強化と評判悪化の影響は?

2023年のスタートは、わずか3カ月に1年分のニュースを詰め込んだような、波乱に満ちたものになった。暗号資産(仮想通貨)の年初からのリターンも同様に、典型的な四半期よりもはるかに大きくなった。…続きを読む

|文・編集:coindesk JAPAN編集部
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