2017年以降に出荷されたMacOSに、誰かがビッチコイン・ホワイトペーパーを忍ばせたようだ。
2021年4月、MacOSコミュニティフォーラムのユーザー、bernd178は「Image Capture Utility」の中に「Virtual Scanner II」という機能があり、デフォルトでは有効になっていないことに気づいた。
Virtual Scanner IIの中には、サンフランシスコ湾の画像とビットコイン・ホワイトペーパーのPDFがあった。
「奇妙なことに、VirtualScannerのなかに、サトシ・ナカモトによるビットコイン・ホワイトペーパーのPDFもあった」(bernd178)
最近、この事実をブロガーのアンディ・バイオ(Andy Baio)氏が見つけ、自身のブログに掲載した。
「世界中のあらゆる文書の中で、なぜビットコインのホワイトペーパーが選ばれたのだろう? アップルには秘密のビットコイン至上主義者がいるのだろうか? ファイル名は『simpledoc.pdf』 で、184KBしかない」とバイオ氏はブログに記した。
「もしかしたら、テスト用の簡便で、軽い、複数ページのPDFで、エンドユーザーが見ることを想定していなかったのかもしれない」
なぜこのPDFがMacOSに含まれているのかはわからない。今年後半に発売が予定されているMacOS 14に含まれているかどうかは、多くの人がチェックするだろう。
また、アップルがこの問題に注目し、定期的に配布される修正パッチでこのPDFを取り除くかどうかも注目だ。
アップルにコメントを求めているが、まだ返答はない。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:Hidden Inside MacOS, the Bitcoin Whitepaper