イーサリアムブロックチェーンの各レイヤー2ネットワークは、近々予定されている大規模アップグレード「シャンハイ(Shanhai)」、あるいは「シャペラ(Shapella)」の利益をもたらすだろうと、暗号資産運用会社Runa Digital Assetsの最高執行責任者(COO)マックス・ウィリアムズ(Max Williams)氏は述べた。
「レイヤー2には大きな利益がもたらされる」と同氏は4月12日に予定されているアップグレードについて6日、CoinDesk TVに出演して語った。
ウィリアムズ氏は、今回のアップグレードに関するレポートを公開している。レポートによると、レイヤー2は「すでに良い傾向」にあり、アップグレードによって開発者は「レイヤー2でのユーザーエクスペリエンス(UX)を向上させることに注意を向ける」時間を得ることができるという。
シャペラは、イーサリアムブロックチェーンのプルーフ・オブ・ステーク(PoS)移行における最終アップグレードとなる。ステーキングされたイーサリアム(ETH)の引き出しが可能になるとウィリアムズ氏は述べた。さらに、取引手数料を低下させたり、取引処理能力を向上させる効果が期待できる。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
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|原文:Ethereum’s Shanghai Upgrade Will Help Layer 2 Networks, Crypto Investor Says