イーサリアムブロックチェーン待望のアップグレード「シャンハイ」が実行された。ステーキングされたイーサリアム(ETH)の引き出しが可能になり、イーサリアムブロックチェーンの新時代が始まった。
シャンハイは協定世界時12日22時27分に実行され、2エポック、約14分でファイナライズすると予想された。アップグレードは、実行層「シャンハイ(Shanghai)」とコンセンサス層「カペラ(Capella)」で同時に行われることから「シャペラ(Shapella )」とも呼ばれた。
日本時間13日7時50分時点、beaconcha.inを確認すると、すでに引き出しが実行されているようだ。
シャンハイ(シャペラ)は、イーサリアムコミュニティからプルーフ・オブ・ステーク(PoS)ネットワークへの数年にわたる移行を完了する歴史的マイルストーンと位置づけられている。
アナリストらは、シャンハイが価格上昇、あるいは下落のきっかけになるのかどうか、数カ月前から議論していた。イーサリアムの市場センチメントが高まるとの意見があれば、多くのステイカーが一斉にイーサリアムを引き出し、売却するとの意見もあった。
日本時間13日8時頃、イーサリアムは1912ドル付近、24時間で0.93%上昇した。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:Ethereum’s Shanghai Upgrade Activates, Starting New Era of Staking Withdrawals