マトリックス法によるテクニカル分析(2023/4/14)ビットコイン、新たな上昇トレンド発生か? :楽天ウォレット

本稿ではビットコイン相場をパターン分析・移動平均線(9MA・25MA)・一目均衡表・ボリンジャーバンド・MACD・RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)で評価し、その平均で相場の強弱を評価する。テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。

※本記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。

サマリー

総合評点は4.2、4を超え強い数字。オシレーター系のRSI以外で買いサインが点灯、新たな上昇トレンドの発生を示唆。RSIも買われ過ぎに達しておらず、相場は若い可能性がある。先週「放れにつけ」と申し上げたが、上放れた格好。

パターン分析

上昇フラッグを上抜け、400万円に到達したところで小さな三角持ち合いを形成したが、今朝方、上抜け、上値余地を探る展開。

評点:5

移動平均線

9MA、25MAが肉薄していたが、デッドクロスを回避し、9MA、25MAとも上向きで、幅も拡大しており、実質的にゴールデンクロスに近い強い形。

評点:5

一目均衡表

3役好転の買いサインが継続。基準線の上昇が一服、転換線とも近づいており、上昇トレンド継続だが、勢いは一服気味。

評点:4

ボリンジャーバンド

スクィーズからエクスパンションに転じつつあり、新たな上昇トレンドを形成しつつある。バンドウォークが開始する可能性も。

評点:5

MACD

デッドクロスはダマしに終わり、ゴールデンクロスが出現。こちらも横ばい圏でのシグナル点灯でダマしの可能性もあり、両線ともやや上向き程度で勢いは感じられない。

評点:4

RSI

買われ過ぎの70目前。

評点:2

評点

松田康生
楽天ウォレットシニアアナリスト
東京大学経済学部で国際通貨体制を専攻。三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、2021年のピーク800万円、年末500万円と予想、ほぼ的中させる。2022年1月より現職。

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|編集:coindesk JAPAN
|画像:Rakuten Wallet
|転載元:https://www.rakuten-wallet.co.jp/market/market-list/2023/041402/