マーベル・スタジオズの創設者兼会長のデヴィッド・メイゼル(David Maisel)氏は28日、「Consensus 2023」に登壇し、Web3はマーベル・スタジオズの黎明期を思い出させると語った。
メイゼル氏は最近、Mythos Studiosを設立し、NFTコレクション「Ekos Genesis Art Collection」を発表した。コレクションは、マーベルとDCのコミックで知られる故マイケル・ターナー(Michel Turner)氏、ピーター・スタイガーワルド(Peter Steigerwald)氏の原画が使われている。
「私たちのまわりには非常に多くのノイズがある。生活の中で、時間を奪うものがあまりにも多く、気が散ることが多い。だから切り抜けるために何か新しいもの…(中略)ビジュアル・アイデンティティが必要で、そこから原始的な感覚を得る必要がある。アートはそれを実現してくれる」
メイゼル氏の意見では、Web3やデジタルアートの楽しみのひとつは共有できることだ。「私はこのアートとその可能性を本当に共有したい」。
この半年間、NFT市場は乱高下したが、メイゼル氏はアートには価格を超えた根本的な価値があると語った。
「『なぜ?』という問いは、かつての私の中のマーベルへの思いと同じシーズを持っている。同じ情熱がなければ、今回のWeb3の取り組みは実現できなかったと思う」
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:写真左:マーベル・スタジオズの創設者兼会長のデヴィッド・メイゼル氏(Shutterstock/CoinDesk)
|原文:Marvel Studios Founder Says Web3 Has ‘Same Seed’ of His Early Marvel Days