バイナンスの取引高、4月は約50%減

世界最大級の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)のスポット取引高は4月、CCDataによると、業界全体の取引高が低下する中で48%減となった。

4月の取引高は2870億ドル、2021年以降で2番目に低い数値。市場シェアも46%に低下した。

取引高の減少はバイナンスだけではない。中央集権型取引所全体のスポット取引高は40%減少、2022年12月以降で最も低くなった。CCDataによると、アメリカでの複数の銀行破綻に加え、景気後退懸念が高まるなどマクロ経済状況を取り巻く不確実性が取引高の減少につながったという。

とはいえ、取引高で見たときのバイナンスのポジションは依然として強固。取引高で2位と3位のコインベース(Coinbase)とOKXのスポット取引高全体に占めるシェアは、5.60%と5.39%にとどまっている。

CCData

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CCData
|原文:Crypto Exchange Binance Trading Volume Fell Almost 50% in April