P2E(Play to Earn:遊んで稼ぐ)ゲームのアクシー・インフィニティ(Axie Infinity)の暗号資産アクシー・インフィニティ(AXS)は、CoinDeskがカードベースの戦略ゲームがアップル(Apple)のApp Storeでデビューしたことを報じた後に上昇した。
AXSはこのニュースの後、7.16ドルから8.04ドルまで12%以上急騰し、CoinDesk Indicesのリーダーボードでトップに立った。記事執筆時点では、AXSは1日の上昇率で1月22日以来の最高を記録している。この暗号資産は4月に3%以上下落し、トークンのロック解除と市場全体のリスク回避の中で、3カ月連続の下落を記録した。
当初は、アルゼンチン、コロンビア、ペルー、メキシコ、ベネズエラ、インドネシア、マレーシア、ベトナムなどのラテンアメリカとアジアの一部の国々のiPhoneユーザーが、アクシー・インフィニティのカードベースのゲームにアクセスできるようになる。このゲームは、すでに全プラットフォームで150万インストールされている。このP2Eプロジェクトの制作者であるスカイ・メイビス(Sky Mavis)は、グーグル(Google)とアップルのモバイルユーザーを通じて、このゲームの普及を拡大させる予定だ。
建玉の急増
AXSの価格上昇に伴い、想定元本先物建玉、または未決済先物契約にロックされたドルが急激に増加した。これは、市場に新しい資金が流入していることを示すものだ。
コイングラス(CoinGlass)によると、想定建玉は1日前の約4000万ドル(約54億8000万円)から7500万ドル(約102億7000万円)超に上昇し、2月以来の高値に達した。
しかし、永久先物市場の資金調達率がマイナスのままであったため、レバレッジは弱気側に偏っているように見えた。マイナスの場合は市場で弱気なショートポジションが優勢であることを示す。
投資家はおそらく、価格の急落からスポット市場のロングポジションを守るために永久先物契約をショートさせたと思われ、これは価格上昇の持続性に対する自信のなさが反映されたものだ。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:CoinDesk Indices
|原文:Axie Infinity’s Token Jumps 12% After Firm Lists Game on Apple App Store