ApeCoin DAO、NFTやエコシステムの成長を後押しするプロジェクト支援の提案を承認

ApeCoin DAOは、発展途上のエコシステムを強化するために、ApeCoin(APE)を利用したプロジェクトのインキュベーションを支援するアクセラレーターを立ち上げるというコミュニティ提案を可決した。

ApeCoin DAOのアイデア提案システムを通じて提出され承認された「AIP-209」は、Bored Ape Yacht Club(BAYC)のNFTコレクションの価値向上に焦点を当てたプロジェクトなど、ApeCoinを使用するその他のプロジェクトをインキュベートして立ち上げるものだ。

「Ape Accelerator」は、ApeCoinのコミュニティをイニシエーター、投票者、参加者として巻き込むことを目的としている。イニシエーターは、インキュベートするプロジェクトの提案を提出することができ、投票者はAPEを使って提案されたプロジェクトを立ち上げるべきかどうかを投票することができる。参加者は、NFTやその他の未定義のトークンを購入することで、承認されたプロジェクトを支援することができる。

最終的に開始されるプロジェクトは、ApeCoinを利用することになり、これは最終的にトークンの価値を高め、保有者に収益とリターンをもたらす可能性がある。

ApeCoinは当初、クリエイターのユガラボ(Yuga Labs)が、人気の高いBAYC NFTコレクションの保有者にガバナンストークンとして発行したもので、5月18日の時点で1枚8万3000ドル(約1144万円)の猿のイラスト1万枚で構成されている。

このトークンは、Otherside、Mutant Ape Yacht Club(MAYC)、CryptoPunks、MeeBits、Bored Ape Kennel Club(BAKC)など、他のユガラボのプロジェクトでも使用されており、これらはいずれも人気が高く影響力のあるNFTコレクションだ。

Ape Accelerator内のローンチパッドは、当初イーサリアムネットワーク上で運用され、ユーザーのAPEステークとNFT保有量に基づく段階的な参加構造を特徴としている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Yuga Labs
|原文:ApeCoin DAO Approves Proposal to Boost Bored Ape NFTs, APE Ecosystem Growth