本稿ではビットコイン相場をパターン分析・移動平均線（9MA・25MA）・一目均衡表・ボリンジャーバンド・MACD・RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階（5→1：強→弱）で評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
※本記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
サマリー
オール３、見事にどの指標も方向感が出ていない。平行チャネル、一目の雲、ボリンジャーバンドの下限でサポートされ、半値戻し、雲の上限で上値を押さえられた格好。移動平均線も横ばい。しばらくはもみ合いでエネルギーを貯めて、一目の雲が薄くなる月末近くに動意が出るイメージか。
パターン分析
前回ご紹介したレンジの下限350万円でサポートされレンジ取引継続。レンジの下限を確認して反発を始めたが、半値戻しで上値を押さえられている。
評点：３
移動平均線
5月9日辺りにデッドクロスを形成後、下げ相場が一巡、両移動平均線とも横ばいで方向感が出ていない。
評点：3
一目均衡表
3役好転の買いサインが消滅、ローソク足が雲の中に入り、もみ合いを示唆。一応上向きだが、390万円近辺の雲の上限がレジスタンスとなる。基準線も横ばいで方向感が無い。今はもみ合いでエネルギーを貯めて、雲が薄くなる月末近くに上下どちらかに抜けて相場が走る展開か。
評点：3
ボリンジャーバンド
バンドの下限でサポートされ反発するも、バンドの中央付近に差しかかり方向感が薄れている。
評点：3
MACD
ゴールデンクロス近い様にも見えるが、MACD・シグナルともに横ばい気味で、はっきりした方向感は出ていない。
評点：3
RSI
50近辺でニュートラル。
評点：３
評点
松田康生
楽天ウォレットシニアアナリスト
東京大学経済学部で国際通貨体制を専攻。三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、2021年のピーク800万円、年末500万円と予想、ほぼ的中させる。2022年1月より現職。
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｜編集：coindesk JAPAN
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｜転載元：Rakuten Wallet
