暗号資産ファンド、5週連続の純流出──ビットコインファンドが大部分を占める

暗号資産(仮想通貨)ファンドは、ビットコイン(BTC)の下落を受けて、5週連続で純流出となった。

CoinSharesのレポートによると、先週の暗号資産ファンド全体の流出額は3200万ドル、5週間の流出額合計は2億3200万ドルにのぼる。ビットコインファンドは3300万ドルの純流出となっており、流出のほとんどをビットコインが占めたことを示している。

ビットコインは年初から上昇し、4月には2022年半ば以来となる3万ドル超えとなった。しかしその後は下落し、現在は2万7000ドルを割っている。

「ロングとショートの両方の投資商品に対して、なぜこれほど協調的なネガティブセンチメントがあるのかわからない」と述べ、ビットコインをショートする商品でさえ、先週は130万ドルの純流出となったことを指摘した。

アルトコインは、100万ドルの純流出となったイーサリアム(ETH)を除いて、市場全体のトレンドとは逆にわずかだが純流入となった。アバランチ(AVAX)とライトコイン(LTC)はそれぞれ、70万ドル、30万ドルの純流入となった。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinShares
|原文:Bitcoin Spurs 5th Consecutive Week of Outflows at Crypto Investment Funds: CoinShares