暗号資産(仮想通貨)取引所OKXは、3月から5月にかけて計画的に2億5800万ドル(約360億円)相当のオーケービー(OKB)を焼却し、暗号資産市場がほとんど変化しない中で、取引所トークンの価格を上昇させた。
「このラウンドでは、市場から買い戻されて燃やされたOKBの総数は549万7312.77個だった」とOKXは6月9日にリリースされたレポートで述べている。
OKXが発行するOKBは、完了した焼却の詳細が発表されると、その後24時間で1.4%上昇し、同トークンの時価総額は26億ドル(約3626億円)を超えた。
このバイ・アンド・バーン・プログラムは2019年5月に開始され、OKXは季節的な市場の動きや営業成績に応じて、3カ月ごとに元の供給量である3億個からOKBを買い取っている。
焼却(バーン)とは、誰も管理していないウォレットのアドレスにトークンを送ることで、トークンを永久に削除することを指す。供給量の減少は、需要が増え続ければ、トークンの価格上昇につながる可能性がある。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:井上俊彦
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|原文:Crypto Exchange OKX Burns $258M of OKB Tokens in Record Move