米半導体大手エヌビディア(NVIDIA Corp.)は、2018会計年度第4四半期(2018年11月〜2019年1月)の売上高予想を大きく引き下げ、投資家たちを失望させた。
仮想通貨のマイニング(発掘)に使われるプロセッサ需要の減退は想定されていたものの、ゲームとデータセンター向けの売り上げも当初の予想を下回る見込みとなった。
同社は、同四半期の売上高を当初予想の27億ドル(約2940億ドル)から22億ドルに下方修正。最高経営責任者(CEO)のジェンスン・フアン(Jensen Huang)氏は、「とてつもなく乱れた、残念な四半期だ」とコメントしている。
当初予想では、仮想通貨マイニングに使われるリアルタイム画像処理に特化したプロセッサであるグラフィックス・プロセシング・ユニット(GPU)の需要の落ち込みは、織り込み済みであった。しかし、中国のゲーム需要の減速などによるゲームとデータセンター向けの売り上げの伸び悩みは、予想外だった。
エヌビディアは2月14日、同四半期の決算を発表する。
翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:佐藤茂、浦上早苗
写真:Nvidia image via michelmond / Shutterstock
原文:Nvidia Says Q4 Crypto Miner Demand Was as Weak as Expected