暗号資産(仮想通貨)取引所ジェミナイ(Gemini)は「暗号資産の次の成長の波」をけん引する地域として、アジア太平洋(APAC)での拡大を計画している。
「我々はAPACにおける拡大計画の発表にエキサイトしている。ジェミナイの経営チームは、暗号資産の明るい将来像を推進するために世界中を訪問するなかで最近、APAを訪問した」と同社は6月19日、ブログ投稿で述べた。
ジェミナイはアメリカ国外での事業の確立を目指いている。アメリカでは今年、暗号資産取引所に対する規制が強化されている。
4月、ジェミナイは、新しい暗号資産デリバティブ・プラットフォームを海外に開設すると発表。ライバルのコインベースも海外進出の一環として、英領バミューダにデリバティブ取引所を開設すると述べている。
ジェミナイは、APAC事業の拠点となるシンガポールの人員を今後12カ月で100人以上に増やすとともに、インドにエンジニアリング拠点を開設する予定だ。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:ジェミナイ創業者のウィンクルボス兄弟(Shutterstock)
|原文:Crypto Exchange Gemini to Expand Asia-Pacific Operations to Capture ‘Next Wave’ of Growth