- ぺぺコイン(PEPE)は今週、暗号資産市場が上昇するなか、柴犬コイン(SHIB)、フロキ(FLOKI)、ドージコイン(DOGE)などの他のミームコインを上回る大幅な上昇を見せた。
- ぺぺコイン先物では、きわめて多額の清算が発生したが、デリバティブ市場では弱気ポジションが依然として優勢。
ペペコイン(PEPE)は、ビットコイン(BTC)がリードした市場上昇のなか、24時間で40%以上も上昇し、週の上昇率は70%を超えた。
CoinGeckoによると、ぺぺトークンの取引高は8億ドル(1120億円)を超え、リスクオン環境がアルトコインやミームコインなどのリスク資産への過大な投資を後押ししたようだ。
ぺぺコインの上昇は、代表的なミームコインの柴犬コイン(SHIB)、フロキ(FLOKI)、ドージコイン(DOGE)を大きく上回り、これらのトークンの開発者がエコシステムのアップグレードを予定していたにもかかわらず、ペペコインに対する高い買い意欲を表した。
ぺぺコイン先物では1300万ドル(約18億円)以上の清算が見られた。価格下落への投資、つまりショートポジションが清算され、価格上昇に拍車をかけた可能性がある。今週、清算がぺぺコインを上回ったのは、ビットコインとイーサリアム(ETH)の先物のみ。
大規模な清算は、急な値動きのピークあるいは底を示すと考えることができる。
そのため、ぺぺコイン先物に連動する永久先物の資金調達率はマイナスのままであり、デリバティブ市場では弱気ポジションが優勢であることを示している。
アメリカで大手資産運用会社によるビットコインETFの申請が相次いだなか、ビットコインは21日に3万ドルの大台を超えた。これがトレーダーの強気センチメントを刺激し、市場全体の上昇につながったようだ。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:TradingView
|原文:Pepecoin Becomes Biggest Meme Coin Gainer With 70% Weekly Jump