ブロックチェーンのような分散台帳技術は、メディアビジネスにどのような影響を与え、どのようなマネタイズを新たに生むのだろうか。2019年10月2・3日のブロックチェーンカンファレンス「b.tokyo 2019」で行われるセッション「ブロックチェーンから始まる『メディアのマネタイズ革命』」では、ブロックチェーン技術を応用した新たなメディアの収益化手段について考える。
メディアがいかにマネタイズするかは、そのメディアの運営方針──どんなコンテンツ・メッセージをどう届けるか──に影響する。そしてメディアには、誰もが日々接している。
つまり本セッションは、メディア運営者・関係者のみならず、あらゆるビジネスに関わる誰もが発見を得られる内容となるはずだ。
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渡辺大和氏(電通イノベーションイニシアティブ プロデューサー)
電通の社内組織である電通イノベーション・イニシアティブにて、ブロックチェーン領域の投資・事業開発担当する渡辺氏は、1号案件としてスタートバーン社への投資も担当している。学生時代に起業も経験、電通に入社してからは、保険・自動車・流通領域の顧客とメディア・サービス開発に従事。2016年からは経営企画局に所属、電通のCVC・電通ベンチャーズにて、VR/AR/XR、e-sports、メディア/コンテンツ、ブロックチェーンなどの投資領域を担当した。2018年には米国シリコンバレーにて、米ヤフー創業者のジェリー・ヤン氏が率いるAME Cloud Venturesのシード特化型姉妹ファンドであるMorado Venturesに勤務した経験もある。
松原裕樹 氏(Link-U 代表取締役)
2013年にLink-Uを創業し、代表取締役に就任。同社はサーバープラットフォームビジネスを展開しており、小学館「マンガワン」や集英社「マンガプラス」などの漫画アプリをはじめ、現在月間1,000万人以上の国内外のユーザーにあらゆる形式のコンテンツを届けている。19年7月には東証マザーズにスピード上場を果たした同社(株価)を率いる松原氏は、楽天を経てサイバーエージェントに入社、新規事業開発室にてビジネスの立ち上げに従事した。その後電通に転じ、ダイレクトマーケティングビジネス局にてオンラインとオフラインを組み合わせたマーケティングの担当者を務めた。
古田大輔氏(ジャーナリスト / メディアコラボ代表)
BuzzFeed Japan創刊編集長として、ニュース、エンターテイメントから、調査報道や人権問題にまで取り組み、メディアを大きく育てた古田氏。大学卒業後は朝日新聞に入社、社会部記者、シンガポール支局長、デジタル版担当を経験している。全国紙という歴史あるメディアと、新しいWebメディアの両方を経験した古田氏は、メディアのあるべき姿を模索しながらも新興メディアのグロース、マネタイズを実現させてきた。2019年6月に独立し、株式会社メディアコラボを設立。ジャーナリスト/メディアコンサルタントとして活動している。主な役職として、BuzzFeed Japanシニアフェロー、Online News Association Japanオーガナイザーなど。Twitterでもジャーナリストとして、メディアコンサルとして、あらゆるジャンルの情報を発信している。
久保田大海氏(CoinDesk Japanコンテンツプロデューサー)
本セッションを含むブロックチェーンカンファレンス「b.tokyo」のコンテンツプロデューサーとして、キーノートやすべてのセッションのテーマ・内容を総合プロデュースしている。2019年1月にCoinDesk Japan創設メンバーとしてN. Avenueにジョイン、CoinDesk Japan創刊編集長を務めた久保田氏は、大学卒業後、NHK出版に入社、『ITビジネスの原理』『ゲーミフィケーション』『VRビジネスの衝撃』など多数の書籍編集を担当。主にテクノロジー領域の編集を得意としており、海外アジア圏への版権販売の実績も多数。CoinDesk Japan参画のきっかけは、MITメディアラボ所長の伊藤穰一著『教養としてのテクノロジー』の編集を通じてブロックチェーンの可能性に共感したことだという。
メディアビジネスは稼げるのか?
テレビや新聞などマスメディア時代から、インターネット登場後のWebメディアまで、変わらずにあり続けるビジネスモデルは「広告(アド)」と「購読料(サブスクリプション)」の2つだろう。
特に近年はアドテクノロジーにより、広告主が売りたいものとユーザーがほしい商品やサービスのマッチング精度が上がり、広告と情報との境目が見えにくくなるほど発達してきた。一方で、アドフラウドなど不正広告や個人情報の問題などが顕在化しつつあるのが現状だ。
こうした中で、ブロックチェーン・分散型台帳技術は、メディアのマネタイズにどう影響するのだろうか。その影響はポジティブなものか、ネガティブなものなのか。
本セッションには、代理店、プラットフォーム、メディア発信者・運営者が登壇、それぞれの立場から、いまメディアが抱える課題と、新しい技術による解決への期待、そして未来像が語られるだろう。
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※学生限定のチケット、ご用意しました!
【日時】2019年10月2日(水)・3日(木)9時~20時 (予定)
【場所】ホテル雅叙園東京
【URL】https://navenue.jp/btokyo2019/
【参加対象】ベンチャー企業/スタートアップ関係者、VC/CVC関係者、金融/IT/メディア/自動車/エンターテイメント/ゲーム/教育/アート/不動産/エネルギー企業関係者、経営企画/研究開発部門担当者、自治体産業推進担当者、一般投資家など
【メディアパートナー】CoinDesk Japan、WIRED Japan、日本経済新聞
【コミュニティパートナー】一般社団法人ブロックチェーン推進協会(BCCC)、一般社団法人日本ブロックチェーン協会(JBA)、一般社団法人日本仮想通貨ビジネス協会(JCBA)、一般社団法人日本セキュリティトークン協会(JSTA)、ブロックチェーンハブ、CryptoBowl、FINOLAB、HashHub、Neutrino
【動員数】3000人(見込み・2日間合計)
【参加申込】上記WEBサイトからチケットを購入
文・編集:CoinDesk Japan
写真:N.Avenue