ビットコイン、3万ドル超えで週をスタート

SECはビットコインETF申請は「不十分」と述べたが、ビットコインは希望を捨てていない。

アメリカは4日火曜日に独立記念日を迎えて休日となるため、マーケットは静かだが、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)はどちらも堅調に推移している。

CoinDeskのデータによると、アジア時間3日月曜日、ビットコインは3万654ドルで週をスタートさせた。イーサリアムは1938ドル。CoinDesk IndiciesのBitcoin Trend Indicator(BTI)を見ると、ビットコインは「大幅な上昇トレンド」となっている。

30日、SEC(米証券取引委員会)が現状のビットコインETF(上場投資信託)申請は「不十分」と述べたことで、ビットコインは一時下落した。一部の申請者は、米暗号資産取引大手のコインベース(Coinbase)を「監視共有協定」のパートナーと明示して、再申請を行った。

BitBull Capitalのジョー・ディパスクァーレCEOは、ビットコインは2万7000ドル〜2万9000ドルの間のサポートを試す可能性があると見ており、そうした値動きはアルトコインに、より一層の下落をもたらす可能性が高いと述べた。

「以前、我々はビットコインが3万ドル以上を維持することが市場にはプラスになることを強調した。先週、イーサリアムは2000ドルをテストする兆候を見せ、他のアルトコインも上昇し、以前強調したセンチメントの一部がアルトコインにシフトした。市場参加者は上昇モメンタム(勢い)の継続に注意を向けておくと良いだろう」

今週、アメリカは4日が祝日だが、5日には6月のFOMC議事要旨が公表され、FRB(米連邦準備制度理事会)が次の利上げをどう考えているかについて多くのヒントを与えてくれる。

トレーダーは間違いなく、こうした動向と、ビットコインETFについてのSECの次の動きに関するニュースのバランスを取ることになるだろう。

CoinDesk

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:First Mover Asia: Bitcoin Maintains $30K as Prospective Issuers Refile ETF Applications